カーニー首相、「カナダの主権が尊重される」ならトランプ大統領と会談する用意がある

2025年3月12日、インドネシア・ジャカルタ - カナダの次期首相マーク・カーニー氏は、貿易戦争の終結に向けた交渉のためにアメリカの当局者と会談する準備があると述べました。ただし、その会談はカナダの主権を尊重することが前提条件であると強調しました。

「カナダの主権が尊重される限り、私たちは喜んで会って話し合う用意があります」と、カーニー氏はカナダのドファスコ鉄鋼工場で労働者とメディアに対して語りました。

カーニー氏は、アメリカのドナルド・トランプ大統領がアメリカの労働者保護とフェンタニル危機に関して抱く懸念を理解しているとしつつ、両国の戦略的パートナーシップの維持が重要であると強調しました。

この発言は、トランプ氏がカナダからの鉄鋼とアルミニウムの輸入に対して25%の関税を課すと発表し、貿易戦争をさらに激化させた直後に行われました。これに対し、カナダのドミニク・ルブラン財務相は、カナダドルで298億ドル(約207億8000万米ドルまたは約341.5兆インドネシアルピア)規模の報復関税を、14日木曜日午前0時1分から施行すると発表しました。

「これは不公正な関税政策に対する断固とした対応です」とルブラン氏は述べました。

一方、メラニー・ジョリー外相は、この関税を「カナダに対する存立的脅威」と表現しました。「この関税の理由は日々変わっていますが、一貫しているのはトランプ大統領が経済的強制を通じて我が国を併合しようとしていることです」と強調しました。

緊張が高まる中、ルブラン氏とオンタリオ州首相のダグ・フォード氏を含むカナダの高官は、木曜日(3月13日)にワシントンでアメリカ商務長官ハワード・ルートニック氏とアメリカ通商代表部のジャミーソン・グリア氏と会談する予定です。

ルブラン氏は、この会談がアメリカの不当な関税の撤回を促し、4月2日に導入予定の類似政策の防止につながることを期待しています。また、カナダの主権を軽視しているとされるトランプ大統領の発言について、直接的に議論する必要があると述べました。

「私たちは、自らの異議を直接かつ明確に伝えるつもりです」とルブラン氏は結論付けました。

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